❓ よくある質問と詳細解説 (Q&A Appendix)
Protocol: GREP v11.0 Crystal Purpose: 本文では触れきれなかった「枝葉」の詳細情報や、素朴な疑問への回答集です。
🏢 業者について (Vendors)
Q. 「Event21」ってどんな会社?なぜ安いの?
A. 奈良県に本社を置く、急成長中のイベント総合商社です。
- 特徴: 「you happy, we happy!」を理念に掲げ、全国26拠点(東京、大阪、福岡など)を展開しています。
- 安さの理由:
- 圧倒的な在庫量: 自社で大量の機材を保有しているため、レンタル単価を下げられます。
- 物流ネットワーク: 全国に支店があるため、最寄りの支店から配送することで運搬費を抑えられます(今回は福岡支店からの配送を想定)。
- Web集客特化: 営業マンを大量に抱えるのではなく、Webサイトからの自動集客に特化することで人件費を削減しています。
Q. 「Display Bic」ってどんな会社?
A. 福岡・九州を地盤とする、ディスプレイ・装飾の老舗です。
- 特徴: 九州全域のイベント設営、展示会装飾、看板製作などを手掛けています。
- 強み: 地元業者ならではの「フットワークの軽さ」と「現場対応力」です。Event21のような全国チェーンとは異なり、北九州の会場事情(搬入口のクセや風の通り方など)を熟知している可能性が高いです。
- 使い分け: 「安さ」ならEvent21、「安心感・丸投げ」ならDisplay Bicという使い分けが推奨されます。
Q. 「Connect」って?
A. LEDビジョンに特化した、長崎・福岡の専門業者です。
- 特徴: ステージ業者ではなく「映像機器のプロ」です。
- なぜ安い?: 中国の工場から直接仕入れている、または特定のモデルに絞って大量運用しているため、相場よりも安価に提供できていると考えられます。特に「屋外用3.9mm」の在庫が豊富です。
🛠 機材・スペックについて (Technical Specs)
Q. 「ピッチ (3.9mm / 4.8mm)」って何?見た目は違うの?
A. 「LEDの粒と粒の間隔」のことです。数字が小さいほど高画質です。
- 3.9mm (高画質):
- 特徴: 粒が細かく、近くで見ても映像が滑らかです。
- 推奨距離: 4m以上離れれば、ドット感(粒々)は気になりません。
- 用途: 企業のプレゼンや、観客が近いイベント向け。
- 4.8mm (標準):
- 特徴: 少し粒が粗いですが、遠くから見る分には全く問題ありません。
- 推奨距離: 5〜6m以上離れる必要があります。
- 用途: 野外フェスやスタジアムなど、観客席が遠い場合。
- 結論: 今回の会場規模なら、3.9mmでも4.8mmでも大差ありません。安い方を選んでOKです。
Q. 「アルミトラス 300角」って何?
A. ステージの屋根や柱に使われる、30cm四方の金属フレームです。
- 強度: 非常に頑丈で、照明機材やスピーカーを吊り下げることができます。
- 見た目: ライブハウスやフェスでおなじみの「無骨でカッコいい」見た目になります。
- 安全性: クランプやボルトで連結され、適切にウェイト(重り)を置けば、風速10m/s程度までは耐えられます。
Q. 「電源車 45kVA」ってどれくらいの容量?
A. 一般家庭の約10〜15軒分に相当する、巨大な発電機です。
- なぜ必要?: LEDビジョンは電気を大量に消費します(ドライヤー50台分くらい)。施設のコンセントに繋ぐと、一瞬でブレーカーが落ちてイベントが止まります。
- 45kVAの実力:
- LEDビジョン (150インチ)
- バンド演奏用の音響機材 (アンプ、スピーカー)
- ステージ照明 (LEDパーライトなど)
- これらを全部まとめて動かしても余裕があるサイズです。
🚚 現場・ロジ周り (Logistics)
Q. 「1tタンク」って何?どうやって運ぶの?
A. 水を入れると1トン(1000kg)になる、プラスチック製の大きなタンクです。
- 運搬時: 空の状態(約15kg)で運びます。めちゃくちゃ軽いです。
- 設置時: 現場で水道から水をホースで入れて、重りにします。
- メリット: コンクリートブロック(1個1トン)を運ぶにはクレーン車が必要ですが、水タンクなら普通のトラックで運べて、現地で重くできるので、コストが圧倒的に安く済みます。
Q. 「車両進入」って何を確認すればいいの?
A. 「高さ3.8m、幅2.5mのトラックが、ステージ設置場所の真横まで行けるか?」です。
- トレーラーステージの場合: トラック自体がステージになるので、設置場所まで車が入れることが絶対条件です。
- トラスステージの場合: 部材を手運びできるので、トラックが近く(数十メートル以内)まで行ければOKです。
- 確認ポイント: 搬入口の高さ制限、途中の植え込み、段差、地面の耐荷重(タイルが割れないか)など。
Q. 雨が降ったらどうなる?
A. 「屋根付きステージ」なら決行できますが、風が吹くとアウトです。
- 雨: 屋根があるので、バンド機材や出演者は濡れません。客席はずぶ濡れですが、イベント自体は続行可能です。
- 風: これが一番の敵です。風速10m/sを超えると、屋根が帆船の帆のように風を受けて倒壊するリスクがあるため、即中止となります。